ハルヒでふもっふ!

昨日は「涼宮ハルヒの激奏」に行ってきました。端的な感想を述べるとすると、第一部グダグダすぎ!第二部良かった!です。参加された方々もそう思ってるのではないでしょうか。イベントの中身をちょこちょこつらつら書いてみようと思います。DVD待ちの方にはネタバレなので、読まない方がいいかもしれません。あと、長いので注意!


ハルヒの前には苺ましまろのイベントがお昼からあったので、まずはそちらに参加していました。夕方から別の場所で同じイベントがあったのですが、こちらはハルヒのために我慢。秋葉原から京浜東北線で大宮へ。大宮ソニックシティは昨年のRONDO ROBE以来です。その時も妹と一緒でしたが、今回も一緒。まぁよく飽きませんこと。

大宮駅に着くと、まず目に付いたのがこの人

携帯電話のCMのようです。「写真撮らせてもらってもよろしいですか?」と聞いたら、何も言わずに少し頷くだけ。この人はずっと直立不動だったので、どうやら動いたり話したりはしてはいけない設定のようです。それにしても頷き方が長門っぽくて少し萌えました。いかんいかん、私は古泉(いっちゃん)派。

さて、大宮ソニックシティに到着。開演まで時間があったのですが、グッズの待機列にずっと並んでいたら程好い時間になってました。何とか会場限定テレカとパンフを購入。どのグッズも一人三つまでという制限が功を奏したのか、メイン商品であるこのテレカは開演直前まで、パンフは終演後も残っていたので、購入希望者のほとんどに行き渡ったのではないでしょうか。

会場の飾りつけは文化祭(北高祭)をイメージしていて、グッズ売り場は全て屋台のようになっていました。また、黒板やフリーボードが設置されていて、そこには生徒(声優さん)の落書きが描かれていました。皆さん、他の作品のキャラ描きすぎ!古泉くんこと小野大輔さんは、「小泉じゃなくて古泉」という、ステージの上でも仰ってたことを書いていました。

こだわってますね。なお、黒板はビニルでコーティングされているので、写真を撮ろうとしても光が反射してうまく撮れませんでした。

上に目をやれば、折り紙で作った変な輪っかみたいなやつがデコレートされていて、非常に凝ったつくりです。来る当初はあまり期待していなかったのですが、徐々に気分が高まってきて、他のお客さんのもう待ちきれない!という空気を感じつつ二階席へ。開演時間は16時なのですが、ここで妹がよくこぼすシステムが発動。「こういうイベントは必ず開始が遅れる」。正にその通りで、実際に始まったのは16時20分。この遅延と、第一部のグダグダ感は、みなぎりすぎたお客さんを静めるためにわざとやったのでは、と思えました。


第一部は十分なリハーサルをやっていなかった感がありありと表面に出ており、司会の方の進行や、イベントの内容(各キャラの名場面を切り取ったのですが、どれもが中途半端な内容ばかりで、観客席からはたびたび「え〜〜っ」の声、声。古泉くんは良かった)、緊張のためかうまく喋れない監督と池田さん、そして会場運営の方の照明の扱い方まで…なんだか見てて胸が痛んじゃいました。

あと、ハルヒの名場面で「ただの人間には興味ありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。」という例の台詞が流れた直後に、「おれ、ニート」って言った奴、ちょっと来い(笑)。


その後は声優さんが各キャラに扮する寸劇もあったのですが、主なストーリーらしきものはなく、ほとんどがアドリブでした。これも全体的に・・・な感じでしたが、キョンくん古泉くんの掛け合いは面白かったです。
「おや、お邪魔でしたか?」「お前はいつだって、おジャ魔女だっ!」「どっか〜ん☆」(文字にするとわかりにくい)
キョンくんに顔を近付けまくる古泉くんも素敵でした。ただ、寸劇のオチが特に無いまま突然終わってしまったので、休憩時間に入った際には会場から大ブーイング。

いや、本当にひどかったです。こういう時、喋れて面白いベテランの方・・・小野坂昌也さんみたいな方がいれば、随分違ったものになるのに。。いや、本当に違うイベントになるか。。。あと、杉田さんがガンダムネタ(衣装からして)っぽいものをやるんですが、これが全てわからない!妹とはてなマークを出しまくっていましたが、他のお客さんは笑ってました。そんなに皆見てるの?!

第二部はライブコーナー。私は生の演奏陣が控えててくれないかなーと期待していましたが、妹は、まぁカラオケでしょ、と予想。妹が正解でした。とはいっても、お客さんはそんなことにお構いなく、前半ダレていたことや30分もの休憩(長い!)をものともせず、朝比奈みくるの『恋のミクル伝説』がスタートしたと同時に会場はヒートアップ。あまりにみなぎりすぎた誰かが勢いよく振ったサイリウムがすっぽ抜けて一階に落ちていく軌道を見て、妹と爆笑。お、落ち着け。また、私も妹もそういったものは振らずにじっと見ている派なので、いきなりヲタ芸をする人がいてちょっとした恐怖でした。

(ここから曲順の記憶が曖昧です)

その後もハルヒ長門と続き、またまたみくる(そういえばメイド服も着てました!すごくかわいい!特攻服が似合う人とは思えない!)の歌と続き、そして再びハルヒ。ここでバックバンドが登場し、歌うは当然「God knows...」と「Lost my music」。曲間に「こんにちは、ENOZです!今日は時間が無くてあまり演奏できないけど…」と、あの台詞も出て、正に学園祭の再現。ハルヒもギターを弾きながら(バックにギター二人もいるのに)歌う!歌う!ピックが欠けるほど弾く!弾く!!

歌のパフォーマンスは最高ではなかったのですが(声がマイクの横に流れちゃったり)、苦心しながらやりきってみせた一所懸命さに心が打たれました。衣装や平野さんの外見がアヴリル・ラヴィーンを彷彿させ、ハルヒのイメージとは離れていましたが、これはこれ。平野さんはこれからも歌を頑張ってほしいです。

その後、鶴屋さん(和テイスト!)や朝倉さんが一曲ずつ歌い、そろそろ男の子成分が欲しいなと思っていたところに古泉くんの番が。何と白スーツをまとい、脇に女性を二人連れながら登場!!妹と共に大爆笑&大興奮。そして、振り付きで歌う「まっがーれ↓スペクタル」がなんともキモカッコいい!!あの外見+白スーツだと、もうニューデザインパラダイス谷原章介さんにしか見えない!


曲間には「ふもっふ!」と掛け声を掛けながら客席に赤い光弾を撃ち込み、最後にはスプーンを取り出し「曲っがーれ」。最初から最後まで笑いっぱなしでした。これだけで元取れたー。


続いてはキョンくん。こちらは杉田さんが北高の制服を着て登場。いやー、前髪がキモかったです。歌も、いかにリズムを外して歌うかをテーマに掲げているとしか思えない歌いっぷりが素敵でした。そして最後にポケットからわかめを取り出し、「わっかーめ。わっかーめ。あ、パクっちゃった」。もう死にそうです。


その後、舞台の下からせりあがって来たハルヒ長門・みくるのトリオでラジオのテーマソングを歌い、ハルヒが「いよいよ残すところ一曲となりました。皆さんが一番聴きたがっているだろうあの曲です」と言うや否や、会場は興奮の渦。そして、三人による「ハレ晴レユカイ」が始まりました。

いつぞやの武道館では踊りが大変すぎて・・という話を聞いていたので、少し残念なことになるかも。。。なんて不安を軽く吹き飛ばすように三人が激しく踊る!!しかも、ED完全バージョンなので、より難しい振りになっているにも関わらず、ダンスが乱れることなく最後まで踊りきりました。大拍手に包まれながら三人は退場、そしてアンコールの声が。


数分後に三人、そしてキョンくんと小泉くんが登場。再び「ハレ晴レユカイ」のイントロがかかり、スクリーンにはED完全版TVsizeバージョンが映り、五人が踊ります。古泉くんばかりに目が行ってましたが、キョンくんの踊りミスは見逃しませんでした(笑)。曲が終わった後、土下座してましたね(笑)。


そして、全キャストが集合し、最後の挨拶。全体的に「これだけの人気があれば、また次もやれます」というコメントが目立ちました。挨拶のトリを務めることとなった平野さんは泣きながらスタッフ・キャスト・ファンに感謝の意を述べてました。お客さんの中にはもらい泣きをする人も。。

と、以上、こんな感じでした。そういえば、今回のグッズの売上げは、自主制作映画第二弾「長門有希の逆襲」の制作費に充てられるそうです。「CLANNAD」の後は是非・・・。あ、「ひぐらしのなく頃に」やりたいっていう話も控えてるんですよね。

とにかく幸せな時間でした。これでまだまだ戦えるよ!現実と!!